これ、社会人成り立ての頃なんどか聞かされたセリフだなと思うのは私だけじゃありませんよね?
でも、この言葉ってなかなか卒業できない言葉だなと思うんです。

最近も仕事の中で思った事があって・・・



お客さんにヒアリングして、仕様確認してその通りに作ったのにお客さんが満足しなくて、しかも検収もあげてもらえないって言うんです。
担当者は、「なんて理不尽なんだ!ひどいお客だ!!」ってエライ剣幕なんです。

まあ、ちょっとした仕様変更だったんですけど。

中身を確認したら、一見矛盾はないのですが、ヒアリング結果と仕様確認の中身がスカスカ。

ヒアリング結果をそのままドキュメントにしただけのような仕様書が仕様確認資料として残されていたんです。
それで、業務フローと照らし合わせてみると、明らかに不自然なオペレーションになってしまっているわけです。


あ〜あ。。。

「言われたことだけするなら小学生でもできる!」
ってわけです。
(この場合、本当は小学生にはかなり困難だと思いますが・・・)


お客さんが何も悪くないとは言えないかもしれませんが、すくなくとも担当SEは完全にプロ意識を欠いていますよね。

(あれ、過去に似た様な記事を書いた気もするな・・・)


仕様確認の段階で、現状の業務フローと変更後のフローをきちんと整理して、矛盾点があればお客さんと一緒に協議していればよかったんです。

もしくは、、、(これが今回の解決策なのですが)
プロトタイプということで、とりあえず作ってしまってお客さんのフィードバックを得る。
そして、完成形ができたところで仕様を整理しておく。


こういう行き当たりばったりなのは、嫌われるかな?

でも、開発効率のよいプラットフォーム上で規模も小さい仕様変更であれば、こういうやり方が実は現実的だと思います。

いずれにしても、ヒアリングだけでは顕在化しない、お客さんの言葉の裏にある要件まで含めて対応する策を講じるのがプロのSEってものだと思います。


結局今回の一件は、できあがったものベースでもう一度お客さんと検討しました。
このときに、当初ヒアリングで決めた仕様の問題点とか、むしろもっと効率のよいオペレーションにたどり着きまして、、、しかもそれが案外小さな工数で実現でき、、、結果検収期間中に修正完了。
結果的にお客さん大満足!!


なんて、きれいな後付けアジャイル(笑)