いつものことですが、気付いたらもう半年もブログ更新してない・・・
でも、ぼちぼち再開しようかなと。。。
これもいつものパターンでいつまで続くのか怪しいけど。



さて、本題。

昨日、久しぶりにTVを見て泣きそうになりました。
NHKスペシャル:メイド・イン・ジャパンの命運

たぶんこの番組を見て泣きそうになる人は、あまりいないと思うけど・・・
まあ、酔っ払いながらみていたからか。。。

メイド・イン・ジャパンの隆盛から凋落、そして今みたいな話です。

東芝のテレビの設計技術者が、再起をかけたプロジェクトに挑戦するんだけど、今のテレビはソフトウェアの役割が大きくて、自分の技術が歯が立たないって言うんです。


これがまた、ソフトウェア(ファームウェアだな)のバグでまるで映らなかったりするんです。
ここで出てきた人は、テレビのハードウェアというか回路の技術者なので、ソフトウェアはブラックボックスになってしまうと。。。

「回路になっていれば信号を拾えるのに、正直つらいす。」

という発言がちょっと、グッと来てしまいました。

自分が自信を持っている技術が歯が立たないという瞬間は、技術者にとっては悪夢そのものですから。。。


それで、ソフトウェア専門の部門と協力して解決するというストーリーで、最後うまくいったあたりで、また泣きそうになってしまいました。

でも、非常に不満を感じた点があって。。。


なぜ、テレビ実機の開発現場にソフトウェア技術者が来ないのか!?
テレビの生産工場が舞台なのですが、そこにソフトウェア技術者が来ていないのですよ。

自分からしてみれば、あり得ないと思う。
ソフトの技術者なら、もちろんファームウェアだってブラックボックスじゃないし、その場で解決できたかも知れないのに。


東芝さん(というか、どこもそうなのか?)これじゃ、メイド・イン・ジャパンの再起も危ういんじゃありませんか?

ソフトウェア技術者は、もっと現場で学ぶことがあると思うし、変な垣根を作らずみんなで現場で知恵を出し合うのが一番いいものができると思う。

私はソフトウェアの技術者ですが、「現場主義」を貫いています。
実際、多少迷惑がられてでも現場に出向くたちです。


ソフトウェアだって、やっぱり「現場でトラブってんだ!」ってことじゃないかなと。



久しぶりにのんびりな日曜の夜に、酔っ払って考えたことなので、忘れないうちに書いておこうかなと。

ちなみに、この日のお酒は「出羽桜 枯山水」。
しっかりとした感じで、でも変なクセがない。
冷酒でももちろんおいしかったんだけど、燗がいいらしい。
残りは、燗で飲もう。。。