フリーエンジニアになる方法。に私も意見したい内容の記事が載ってたのでトラックバック。
その記事とはちょっと違う視点で。

フリーで、といか商売をうまくやっていくのに、義理とか仁義はすごく重要だと思います。
これは、信頼とか信用に直結しているので、この辺をおろそかにするとあっという間に仕事はなくなるでしょう。

確かにそれはそうです。
でも、時としてそれは商売の邪魔をするということもポイントだと思います。

たとえば、こんなケースで考えて見ましょう。
仕事がないときに、自分の人脈で人出しシステム会社から常駐の案件をもらったとします。
間に何社か挟んで客先に常駐することも多いでしょう。

その常駐先で気に入られて、自分がフリーであることも理解してもらいました。
契約更新の時に現場のマネージャさんから中抜きを提案されたらどうします?

もちろんこれで、中抜きの提案に応じるのは絶対NGですよね。それは簡単。
これで応じてしまうと、フリーエンジニアと直接仕事をくれた人出し会社の関係はもちろん、客先と人出し会社の関係まで壊れます。

では、次期案件で直接自分に連絡が来たら?
さあ、微妙になってきました。

答えは、フリーエンジニアが最初の人出し会社にどのくらい恩があるかで決まるんじゃないでしょうか?
また、うまくやる方法もありますが、それにはさらなる人脈が必要になります。

実は、私もシュチュエーションは違いますけど、これに関しては痛い目にあいました。
危うく人脈を失うかと思ったぐらいです。

というわけで、私はできるだけ特定の会社/人に義理が偏らないようにしたいと思っています。
もちろんドライなだけでは、いい仕事に恵まれないわけで、絶妙なバランス感覚が必要です。
これ、胃が痛くなるほどのストレスなんですけど、何度かこういう交渉をやっているといつの間にかハラハラドキドキに変わります!

特に独立する最初は重要だと思いますね。
自分の独立を手伝ってくれる人がいることは非常に幸せなことですが、この微妙なところまで含めて計算しないとその後の展開に大きく影響すると思います。
本当に、インディペンデントコントラクターでいられるか?
もしくは、ディペンデントコントラクターになってしまうか?
これは会社単位でもありがちな話で、創業期のファーストユーザにべったり依存してしまい、なかなか体質を変えられない中小企業がIT業界にはたくさんあります。
そのファーストユーザというのは、いわゆる「電機」会社なわけです。FとかNとかHとかTとか・・・

「電機」は今どこも景気悪い(=財布の紐がきつい)ですからね。
そこに依存している会社がどんな目に合っているかは、日経のニュース見ていれば明らかかと・・・

というわけで、これから独立する方の参考になればと思います。
私でよければ、いつでも相談にのりますよ。
↑このてが一番怪しい気がするぅ・・・